CROSSTALK

クロストーク

若手×ベテラン
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坂本金型の社風から仕事のやりがいまで、製造部に所属する2人の社員が「ベテラン社員の目線」「若手社員の目線」それぞれから4つのテーマについて語った。

若手社員

製造部 安田 浩幸

ベテラン社員

製造部 熊谷 聡

坂本金型で働く
社員の人柄について

入社してから何年か経ったけど、会社の雰囲気はどんなふうに感じる?他の社員と交流する機会もそれなりにあるから、社風みたいなものも掴めてきたんじゃないかな?

そうですね。現場サイドの雰囲気としてはラフな感じでしょうか。といっても適当に仕事をしているという意味ではなくて、「やる時はやる。休む時は休む。楽しむ時は楽しむ。」みたいにメリハリをつけて働いている方が多い印象です。

確かにそういうことがやりやすい会社ではあるかな。入社後に本社の方で2週間の研修があったと思うけど、その後滋賀の工場に初めて来た時は緊張してた?

いやそれが、全く緊張しなかったです(笑)。というのも、本社の方でいくつかの部署の方とお話しする機会があって、皆さん優しく迎え入れてくださったので「きっと滋賀工場の先輩社員も優しい方が多いんだろうな」って思ってました。

それなら良かった。ここ何年かで若手社員もどんどん増えてきているから、入社後すぐに打ち解けられる環境ができているよね。先輩社員の人柄についてはどう感じてる?

ひたむきに仕事に向き合う真面目な方が多いですね。あとは負けず嫌いな人も多いと思います。

負けず嫌いな人?

はい。「誰かに勝ちたい」みたいに勝負する意味での負けず嫌いではなくて、「なんとかこの金型を実現させたい!」というような職人的な負けず嫌いですね。

多いかもね(笑)。やっぱり職人としては「できない」って言いたくないんだよね。まずはどうすれば実現できるかを考える人が多いかな。

逆に入社当時の僕の印象はどんな感じでしたか?

う~ん…。まあ今もそうだけど、「ちょっと変わったヤツが入ってきたな」って思ってたかな。

もちろん、良い意味でですよね?

……まあそうだね。

あれ?熊谷さん?

さ、次のテーマに移ろっか(笑)。

製造部の仕事の
やりがいについて

製造部の仕事のやりがい、これについてはどうかな?

金型を組み立てていって、最後にトライ…つまりテストでプラスチックを一度成型しますけど、その時に良い製品ができると、それまで頑張ってきた甲斐があったなって。そういうのはやりがいを感じられるというか。

安田君もすっかり職人だね。

そうですかね(笑)。確かに、ミクロン単位で金型の調整をしているので、それが上手く行った時には「おっ!」みたいな…その時は嬉しいですよね。熊谷さんはどんな時にやりがいを感じますか?

お客様先で自分のつくった金型を褒められた時、もしくは担当の営業から「お客様もすごく喜んでましたよ!」って言われた時かな。自分で良いものがつくれたと思っても、結局お客様からの評価が全てだからね。そこは簡単じゃないけど、その分良い評価をいただけた時のやりがいは大きいよね。

今でも「難しいな」って感じることがあるんですか?

しょっちゅう感じるよ(笑)。ただ逆に言うとまだまだ自分自身成長できるところもたくさんあるから、それはこの仕事の面白さでもあるかな。

僕もこれからどんどん成長していきたいです!

良いね!安田君がさっき言っていた「負けず嫌いな人」というわけでもないけど、「できないことができるようになりたい」みたいに成長に意欲的な人だったら、きっとウチで活躍できると思うよ!

入社後の教育体制と
スキルアップについて

僕は今金型の仕上げの工程を任されているんですけど、熊谷さんはこれまでどんな仕事をされてきたんですか?

僕は金型づくりの最初から最後まで一通り経験したかな。最初は3Dのモデリングからやって、それをもとに機械に命令を出すためのプログラムをつくって。マシニングセンターも経験していて、放電ワイヤーっていう機械を使いながら金属を加工して、できあがった金型の仕上げ業務まで、一通り。

本当に最初から最後までですね。

当時の上司が「オールマイティに活躍できる人材を育成する」という考え方だったからね。今は研修で基礎的な部分だけ一通り学ぶ、みたいな感じかな?

僕の時はそうでしたね。研修後に担当の部署で専門性を高めていく…という体制になってきていると思います。ただ、自分の専門外の部署でも気になることがあったら質問すればしっかり答えていただけるので、金型について深く知りたい僕にとってはすごく探求心が満たされるというか…。

かなり何でも調べてるよね。好奇心が旺盛というか。ぐいぐい質問にも来てくれるし、そこは教える身としては嬉しいかな。

いつもありがとうございます(笑)。熊谷さんは教える側に立つことがほとんどだと思うんですけど、後輩の教育で心がけていることとかあるんですか?

まずは偉ぶらない、同じ立場で話すことを意識しているかな。親しみやすい先輩だと思ってくれると嬉しいし、後輩も質問しやすいだろうから、極力フランクに接するように心がけてる。まあ細かいことも結構言うけどね(笑)。

確かに、プライベートでも一緒に遊びに行けるくらい親しみやすいです!また今度ゴルフ行きましょうね!

よっしゃ!次は負けないぞ?

坂本金型で成し遂げたい
今後の目標について

目標ですか…難しいですね。熊谷さんからお願いします!

そうだね…少し前までは「一人前の職人になる」が目標だったけど、今は一通りの業務ができるようになっているから…「金型の世界で一流になる」ことかな。

一流の職人ですか…かっこいいですね!

金型にも無限のパターンがあるから簡単に「極める」とかは言いにくいんだけど…まずはお客様のご要望を可能な限り実現できる、それくらいの技術と経験を積み上げていきたいね。

製造部をもっとこうしていきたい!みたいな目標はありますか?

やっぱり部署全体のレベルアップかな。なかなか難しいとは思うけど、それぞれが担当している部署以外の工程も学んで、金型づくりのフローについてより深く知ってほしいね。そうすることで、自分で判断して仕事を進められる範囲が広がるからね。

なるほど…。僕ももっともっと頑張ります!

うん、一緒に頑張っていこう!それで…目標は思いついた?

そうですね…僕も製造部全体の話にはなりますけど、外に出られる人を増やしていきたいです!

外に出られる人?

はい。僕はお客様先で業務に取り組む機会があるんですけど、外に出るとやっぱり刺激を受けますし、社内にいるだけでは気付けなかったポイントにも気付くことができます。

確かに、お客様の製造現場を見てみないと分からないこともあるよね。

そうなんです。でもそれにはある程度の金型に関する技術が必要ですし、お客様とのコミュニケーションとか、また別のスキルも必要になると思います。そういった面で自分が率先してサポートしていきたいです。

僕もできる限りサポートしていくし、基礎的な部分からでもしっかり教えられる社員がたくさんいるから、これから入社してくる求職者の方も、安心してチャレンジしてみてほしいね。